医局員の声

初期研修医を終えて

声の主 : 中村香萌子

カテゴリ : 本院

2025年3月に歯科医師国家試験に合格し、4月から晴れて臨床歯科研修医として東京 医科大学病院に勤務することになり、どのような研修や出会いがあるのかと期待に胸を膨 らませていたのを今でも覚えています。最初は右も左もわからない状態で、病院のシステム の理解、処方の仕方、全身管理を把握してどう対応するのか等、果たして自分にできるよう になるのかと不安もありましたが、上級医の先生方の手厚いご指導もあり、慣れるまで時間 はかかりましたが自分自身大きく成長できたのではないかと思います。 私が考える東京医科大学病院の良さは、圧倒的な症例の多さにあると思います。歯学部の5, 6年生がよく見学に来てくださり、その際によく症例の種類や多さを求めて病院を探して いる子を見かけますが、当院はその条件に合う環境であることをいつも伝えておりました。 偏った症例ではなく、顎変形症、口腔がん、口唇口蓋裂、インプラント等様々な専門外来が 設置されているため、一年目で多くの経験を積むことができます。さらに、専門外来を回っ ていくうちに自分がどの分野に興味があるのかを明確にすることもできます。また、当院で は医科との連携が密であり、困ったときにはすぐ相談できる環境なのも魅力の一つと考え ております。 たった一年という短い研修期間でしたが、忙しくも充実した楽しい研修でした。 2年目からはさらにワンステップ成長できるようにこれからも努力を積んでまいります。