2022年4月30日、5月1日に開催された第31回日本有病者歯科医療学会学術大会に近津主任教授、池畑直樹先生、松井友理先生と参加して参りました。

池畑先生は『顎関節症状を契機に診断に至ったリウマチ性多発筋痛症』、松井先生は『義歯誤飲により全身麻酔下で摘出術を施行したハンチントン病患者の1例』を、私は『術前のアレルギー検査からピロ亜硫酸ナトリウムおよびパラオキシ安息香酸メチルに対するアレルギーを特定し対応した1例』について口演を行いました。

今回の口演は私にとって初めての貴重な機会でした。

当日、登壇した際には想像していた何倍も緊張し、今まで準備してきた発表内容を正確に伝えることに全集中力を使ったことを覚えています。

また、私の発表に興味をもち、質問して下さった先生がいらっしゃり、その内容から客観的な視点の重要性を感じました。

発表の準備にあたっては、文献等を渉猟し、先生方と討議することで、私自身知識を深めることができ、とても貴重な経験となりました。

他の先生方の口演は、口腔領域のみならず、全身疾患を有している方への診療についての様々な演題があり、今後の診療に繋がるような知識や情報を得ることができ、とても有意義なものとなりました。

また、こういった学術大会において、発表するだけでなく、議論し合うことが医療の発展に寄与していることを改めて実感致しました。

今回得ることのできた多くの貴重な経験や知識を今後に活かしていきたいと考えております。