医局員の声

初期研修医を終えて

声の主 : 菅 舞子

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私は大学6年次に、当院口腔外科で3週間の実習をさせて頂きました。他大学から来た実習生にも関わらず先生方から手厚いご指導を頂き、ぜひここで研修をしたいと思ったため志望しました。マッチングが決まった時は本当に嬉しく思ったのを今でも覚えています。

今年はCOVID-19ウイルスの影響により例年とは異なる研修生活であったとは思いますが、非常に多くのことを学び経験することのできた1年間でした。重症患者の周術期管理や教科書でしか見たことのない症例の診断や治療など本当に分からないことばかりで非常に戸惑うことが多くありましたが、先生方はいつも丁寧にご指導下さいました。自分の知識不足や経験不足により、上級医の先生方や患者様にご迷惑をお掛けすることも多々あったと思いますが、困った時にはいつも必ず手を差し伸べてくださり心より感謝しています。また同期3人の存在は非常に大きく、いつも本当に助けられました。楽しいことだけでなく、辛く苦しい時もありましたが3人がいたから乗り越えられたと思います。

指導医の先生方の監督の元、外来での処置を行ったり全身麻酔下でのオペに執刀させて頂いたり、非常に恵まれた環境で研修医生活を送ることができ、わたしの人生の糧となる一年間でした。それと同時に国家試験を合格しただけでは、歯科医師として必要な知識や技術が圧倒的に乏しく、自己研鑽の重要性を痛感させられました。研修生活がスタートした4月に比べ心身ともに一回りも二回りも大きく成長できたと感じます。これからも当院で学ばせて頂いたことを糧として、歯科医師として大きく羽ばたけるように自己研鑽を積んで行く所存です。