医局員の声

初期研修医を終えて

声の主 : 小鹿山 知実

小鹿山 知実

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大学在学中に口腔外科領域に興味を持って勉学に励み、晴れて東京医科大学病院での研修が決まったときにはとても嬉しく思いました。

実際の研修は大学での授業や自主学習では知り得ないことが多々あり、始めのうちはとても戸惑いました。最初の半年間の外来研修では口腔外科治療や一般歯科治療を学び、中でも特に問診の難しさを実感しました。自分の未熟さのために、目の前の部分的な診察になってしまい、隠れた疾患を見逃してしまうこともありました。そんな中、指導医や上級医の先生方の姿から広い視野を持って診察をすることがいかに大事であるかを学ぶことができたと思います。

後半の半年間は今まで経験したことがなかった病棟での研修でした。輸液のこと、他科との連携など、わからないことだらけで悩むことも多くありましたが、先生方はいつも丁寧に指導してくださいました。ただ「教える」というのではなく、私達が考えながら行動できるよう指導してくださったことがとても勉強になりました。また、週に1度の研修医に向けた様々な科の先生からの講義も病棟管理をする上でとても役立ちました。

まだまだ1年間では学びきれなかったことが沢山あります。後期研修では医科での研修の機会もあり、これまでより広い視野を持つことができるのではないかと期待しております。それは歯科医師として患者さんと接する上で糧となることと思っています。これからも11日を大事にしながら研修に励んでいく所存です。


 小鹿山 知実