医局員の声

初期研修を終えて

声の主 : 松井 友里

カテゴリ : 本院

マッチングで東京医科大学病院への進路が決定してからは期待と不安で一杯でした。

国試合格から心の準備もままならない状態で研修医生活が始まりました。

初診ではこちらの自信のなさが患者さんにも伝わってしまい不安にさせることもしばしばでした。

慣れてきた頃には、専門外来も始まりまた分からないことだらけでしたが、教科書には載っていない多くの臨床的知識を学ぶことができました。外科処置も少しずつですがやらさせていただきました。

棟勤務では、採血データの見方や周術期管理、ケモの患者さんの管理など、新たに学ぶことが膨大で全身管理の難しさを痛感しました。

また、自分の大学では一度しか見たことのなかった口腔癌のオペなど、様々な分野のオペを見ることができとても勉強になりました。

研修医の1年間は本当にあっという間で、もっとやりたかったことや見ておけば良かったことなど考えたらキリがありません。

今年度からは八王子医療センターに勤務地が変わり、気持ち新たに後期研修医としての生活をスタートさせています。

全身麻酔下で執刀させていただいたり、外来での外科処置など毎日充実した日々を過ごさせていただいています。

こんなにやらせて下さる先生方にはとても感謝しています。

1年目で得たことを胸に、責任を持って実践していき、一つ一つステップアップして自分の経験値にしていけたらと思います。