国家試験に合格した喜びもつかの間、4月から東京医科大学歯科口腔外科での怒涛の研修が開始しました。

当院の研修プログラムでは、入院下で全身麻酔の手術を行う患者様の術前術後の周術期管理を学ぶ病棟研修と、初診を含む外来の患者様を正しく診断し、適切な検査、および適切な治療を選択する能力を養う外来研修があります。

医学部付属病院ということもあり、どちらの研修も国家試験で学んだ知識のさらにその先を求められることが多く、日々新しい知識や技術を学ぶ必要がありました。

特に、自分の場合は病棟研修からのスタートであり、医科と密接に関連した業務の数々に日々圧倒されるばかりでした。

しかしながら、夏前にもなると、1週間の流れや電子カルテなどにも慣れ、上級医の先生方にいろいろ教えて頂いたり、珍しい症例を直に見ることができたりと、毎日新鮮な気持ちで研修を送ることができていたのを覚えています。

その後、外来研修が始まり、様々な年代の患者様との接し方や、検査の手順などを学ばせていただきました。

もちろん上級医の先生に毎日のように相談させていただきましたが、初期研修が終了した今では、自分で診査診断を行う基盤を作ることができた日々だったと考えております。

後期研修医となり、実際に処置を行わせていただく機会もかなり増えましたが、自分の未熟さを痛感する毎日です。

しかし、新しいことを学べるこの環境は自分にとって非常に刺激的であり、残りの研修３年間も楽しく、かつ意欲的に乗り切っていこうと思います。