医局員の声

口腔外科学会関東地方会

声の主 : 岡本

カテゴリ : 本院

7月9日、鶴見大学で第191回口腔外科学会関東地方会が行われました。
当教室からは、「OK-432局注療法が有効だった頬部多房性リンパ管腫の1例」「冠動脈疾患を有する進行舌癌患者に対して超選択的動中化学療法を施行した1例」「舌癌化学療法後に再発を疑わせる症状を呈し、診断に苦慮した尋状性天疱瘡の1例」の計3題の発表を行いました。いずれの発表にも質疑があり、活発な議論が行われました。その中で、改善点や他施設ではどのような治療が行われているのか意見をいただき、今後の治療に生かしていこうと勉強になりました。

お昼は、最新の顎関節症の診断・治療についての特別講演がありました。成人の約半数に顎関節症の何らかの症状があるとの報告(松香:1992)があります。当科でも顎関節外来という専門外来があり、多くの患者様が来院されます。最新のトピックスや基礎研究など分かりやすく、興味深い講演でした。

地方会は総会に比べ、若手の先生の発表が多く、質疑が活発になされます。発表の準備の中で自分の知識を再認識するとともに、発表に関する論文や文献を調べたりすることで知識を広げることは大変勉強になる時間です。発表は緊張しますが、大学時代の同級生と久しぶりに顔を合わせ、お互いの発表を聞くことはとても貴重でよい刺激となった1日でした。

社会人大学院 岡本彩子