慢性疼痛外来では、おもに慢性疼痛、口腔乾燥症、味覚障害などの診察をしております。
必要に応じて、他科と連携して治療を行っています。
下記の症状でお悩みの方は、御相談下さい。
舌痛症とは、舌のヒリヒリ・ピリピリするような痛みや燃えるような灼熱感があっても、実際には見た目の異常がない長期的な痛みの状態のことをいいます。
原因として、ストレス等の心因性要因が大きく影響していますが、歯列不正口腔乾燥、 舌の血流障害等が関与していることもあり、原因のよくわからないこともあります。
血液検査・口腔内診査・心理検査等を行うことがあります。
心理検査 |
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三叉神経痛とは、顔の感覚を脳に伝える三叉神経の異常で強い痛みが起こる病気です。
症状は、非常に短い一瞬の刺すような痛みで、歯磨き・ひげそり・洗顔等が引き金となって起こります。
口腔乾燥症とは、唾液の分泌量が低下して、口の中が渇く・のどが渇く・口の中がネバネバする・パンやビスケットが食べられないという症状が起こることがあります。
ガムテストや口腔内の保湿度を測る口腔水分計(ムーカス®)を使って検査を行います。
シェ―グレン症候群の症状の一つに口腔乾燥を認めます。検査(血液検査・唾液腺シンチグラフィー等)を行うこともあります。
口腔水分計ムーカス® |
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*ガムテスト |
味覚障害とは、何を食べても味がしない、味が薄い、特定の味がわからない、何も食べていないのに特定の味がする等の症状をいいます。
原因として、特発性・亜鉛欠乏性・薬剤性・心因性等が挙げられます。
血液検査・味覚検査(電気味覚計・濾紙ディスク法検査)・心理検査を行うことがあります。
電気味覚計(リオンTR-06型) |
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濾紙ディスク法検査キット(テーストディスク 三和化学) |