専門外来

血液疾患外来

持病(たとえば高血圧、糖尿病など)をかかえている患者さんで、ご自宅の近くの歯科医院を受診された際に「うちでは手に負えない」や「いろいろな病気をお持ちなので大学病院をご紹介いたします。」などと言われ不安なご経験をされた方も中にはいらっしゃると思います。全身疾患といってもいろいろな病気があり、一般的な歯医者さんで治療が行える疾患もあれば、大学病院などで他の診療科と連携をとりながら専門的な治療が必要な疾患も数多くあります。

いろいろな病気のなかでも特に血液にかかわる疾患をお持ちの患者さんの歯科治療を火曜日と木曜日の午後の血液外来で行っています。

〔木曜日〕は血友病、フォンイルブランド病などの凝固因子障害疾患の患者さんの治療を行っています。抜歯などの観血的処置が必要な場合には臨床検査科と連携のもと治療前に血液製剤の注射などを行うことにより安全な治療を行うことが可能です。

また東京医科大学病院は東京都のHIV感染症の拠点病院に指定されており、東京都、東京都歯科医師会等との密な連携のもと木曜日の血液外来にてHIV患者さんの治療も積極的に行っております。スタンダードプレコーションを基盤とした感染症対策も治療に携わる医師全員が十分に熟知しているためスムーズな診療が可能です。東京都HIV研究会の研修指定施設ともなっており年に1回の研修会を開催し、より多くの歯科医師にもHIV患者さんの治療をスムーズにしていただけるよう指導しています。

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