診療・教育

外来診療

臓器別診療科宛に紹介状を持たない16~74歳の内科系初診患者を中心に診療を行っています。2007年7月にアンケート調査では、新患患者の年齢は20~30歳代が過半数を占め、若い世代の患者が中心です。受診理由として、20歳代の50%が「自宅・職場から近いから」と答えています。これは、当院が新宿新都心に位置し、敷地内に地下鉄駅出入口があるというアクセスのよさが関係していると考えられます。内科疾患が中心ですが、都会ならではの心身の悩みを持つ患者が受診することも特徴の一つです。また、近隣のホテルからの外国人旅行者や歓楽街で働く外国人の受診が多いことも特徴です。特殊外来として、禁煙外来、漢方外来を開設しています。

大学病院の総合診療科でありながら、年間1万人程度の患者が来院されています。

外来:年度別延べ患者数(名)

4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 合計
2018年度 888 940 869 807 942 771 857 879 890 1,056 893 978 10,770
2019年度 940 945 983 922 1,084 1,010 1,094 1,073 1,120 1,068 920 862 12,021
2020年度 562 465 663 781 674 742 785 633 702 616 590 771 7,984
2021年度 802 668 790 786 815 803 794 782 777 773 676 756 9,222

禁煙外来

毎週月曜日と水曜日の午後に完全予約制で禁煙外来を設置しています。一定の条件を満たせば、ニコチンパッチのニコチネルTTSや内服薬のチャンピックスを使用して禁煙治療を行っています。どちらも2-3か月で5回の診療で完結する治療です。新型コロナが流行する前までは、約50名/年ほどの患者さんが受診されていました。禁煙治療を学びたい医師には、比較的簡単な指導と実践ののちに禁煙専門医等の資格も取得可能です。

病棟

当科では外来での診断だけでなく、入院での治療や診断も行っています。当院には高齢診療科があることから総合診療科では16歳から74歳の比較的若い患者が中心となります。また、新宿と言う土地柄のためか、バラエティに富んだ患者さんが入院します(生活水準、職業、国籍など)。入院では、感染症(肺炎や腎盂腎炎、髄膜炎、伝染性単核球症など)、電解質異常や貧血の原因精査といった一般的な疾患から、未診断の膠原病疾患、血液疾患、自己炎症性疾患といった、診断は難しいけれどもやりごたえのある疾患も診ることができます。診療に当たっては大学病院である強みを生かし、各科と連携を行いながら診療を行います。専門科の意見を直接聞くことができ、診断後の患者が各専門科でどのような治療経過となるかを確認できる環境は自身の学習にも役立ちます。入院患者数は決して多くはありませんが、その分1人1人の患者に集中することができます。上級医を含めたグループで診療に当たっており、診療方針はグループ内や科全体での話し合いで決定します。また、時間外などで対応が必要な場合には、あらかじめ割り振られた当番が対応するようにして、個々の負担を軽減できるよう工夫しています。

教育

臨床研修では2年の間に1ヶ月間の当科での研修が義務となっています。2020年度からは一般外来研修が必修となっていますが、臨床研修医は診断のついていない外来患者を担当する機会が少なく、ほぼ唯一当科で担当できるといっても過言ではありません。臨床研修医が主体となって初診患者を担当し、スタッフがプリセプターとして指導しています。病棟でもチームの一員として診断・治療に参加しています。毎週金曜日は外来担当患者の、月曜日は入院担当患者の症例検討会を行っています。主に臨床研修医がプレゼンテーションして症例検討を行うと伴に臨床推論の学習を行っています。1ヶ月間の研修の後半には当科で学んだことの発表会を行っています。
専攻医プログラムとして、総合診療専門研修プログラム、内科専門研修プログラムさらに日本プライマリ・ケア連合学会認定 新・家庭医療専門研修プログラムである東京医科大学病院家庭医療専門研修プログラムがあります。総合診療専門医と内科専門医のダブルボード取得も可能です。漢方医学センターを併設していますので、日本東洋医学会漢方専門医も目指せます。
専攻医の教育として決められた振り返りの他に、年数回、医療福祉生協連家庭医療開発センターセンター長 藤沼康樹先生をお招きして振り返りを行っています(現在はオンラインでの開催です)。
大学病院ならではの教育として医学生の教育や大学院があります。医学生には医療面接、診療録記載、臨床推論などの講義や実習を行っています。さらに医学科5,6年生の診療参加型臨床実習では、医学生に実際に医療面接、身体診察、症例プレゼンテーション、臨床推論、診療録記載をしてもらっています。専攻医プログラムに登録と同時に社会人大学院生として博士(医学)の学位取得も目指せます。毎週金曜日に大学院のミーティングをしています。在宅医療、ビックデータを扱った研究をしています。医学教育や漢方医学などの研究テーマでも学位が目指せます。

ページ上部へ戻る