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19th EVC in Maastricht 2015 参加報告 (藤吉)

投稿者 : 心臓血管外科

カテゴリ :

19th European Vascular Course参加報告 (2015/3/8~10)

  EVC 201519th European Vascular Course)が38日から10日までオランダ・マーストリヒトにて開催されました。春先の開催とのことで、山に囲まれたマーストリヒトはまだ雪深いのでは (!?) と思い多くの防寒具を用意して現地入り。しかし、雪はどこにも見当たらず、日中は東京より暖かくとても過ごしやすい地での開催となりました。

 本学会はVascularVenousVascular AccessMaster classに分かれ、連日、午前中はその分野のspecialistの先生方のlecture、または、治験段階の新しいdeviceの使用成績報告等が中心で、午後はmoderatorの先生が治療に方針に悩んだ症例を集め、discussion形式で治療方針の是非を問うものでした。

私はVascular courseを選択。午前中のlectureは疾患の疫学的な説明・分類に始まり、現在の治療指針、最新のdevice等の報告を聞くというもので、device報告の多くはまだ日本では認可されていない胸部または腹部のfenestrated or branchedステントグラフト、または、最新の計測deviceの報告でした。2日目のお昼には3D-movieの技術を用い、手術ビデオを供覧するという新たな試みもありました。

午後のCase discussion症例はすべてステントグラフト内挿術症例の発表でした。以前参加された先生の話ではかなり過激 !? な内容のものもあったとのことでしたが今回の症例はいずれもそれほど過激 !? な内容ではありませんでした。

 今回のEVC 2015への参加を通して大血管・四肢の中小血管に対する治療指針の確認、また、それらに関する新たな治療device等の多くの情報を得られた機会でもありました。荻野教授をはじめ本学会に招待していただいた日本血管外科学会様、また医局の諸先生方に有意義な機会をあたえていただいたことを心より感謝いたします。(文:藤吉俊毅)

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