診療案内はこちら ⇒ 東京医科大学病院 脳神経外科 ホームページ
2013年_4月_脳血管用バルーンカテーテルに関する適正使用トレーニング
2013.04.30 00:02
声の主 : 渡辺大介
カテゴリ : 本院
場所:ソウル大学病院
参加:橋本孝朗(東京医大)、渡辺大介(東京医大)、阿部肇(東京警察)
韓国で脳血管内治療において1、2を争うトップクラスの施設でのトレーニングとなりました。ソウル大学病院 放射線科
Moon Hee Han先生の指導のもとレクチャーを受けました。
ソウル大学病院は診断用1台、治療用1台の計2台の専用脳血管撮影装置があり、脳血管内治療は全例が全身麻酔下で施行されます。脳血管内治療スタッフはHan先生を筆頭に他2名の教授がいらして、さらにfellow、residentが数名いました。
2013年4月30日、neuro-intervention見学は1日4件予定されていました。1件目:
BA-tip unrupture aneurysm(2.7*2.5mm)、2件目: AcomA unrupture aneurysm(8mm, re-treatment)、3件目: AcomA rupture
aneurysm(2.5*2.0mm)、4件目: BA-tip unrupture aneurysm(7.5*6.8mm,
neck6mm)が計画されていました。
脳動脈瘤コイル塞栓術のskillは自施設とのギャップは感じませんでしたが、特に決断力(コイルなどデバイス選択、中止・撤退など)の速さ、steam shape for micro-catheterのこだわり、虚血と全身状態に対する気遣いが印象的でした。しかし、脳血管内治療を施行する環境(専用DSA、全身麻酔、専属コメディカルスタッフなど)に違いを感じました。
日本において2013年4月で承認を得て、夏頃に販売開始される脳血管用バルーンカテーテルのピットフォールをHan先生より実際の症例で使用しながらレクチャーをして頂き、日本での治療に還元できるトレーニングとなりました。
- 渡辺大介さんの記事を読む
- |
- 閲覧 ()