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秋元治朗准教授、Harvard Universityにて講演 共同研究に着手
2014.03.12 13:11
報告者 : 秋元治朗
Harvard University,
Wellman center for Photomedicineとの共同研究打ち合わせ
報告者
Photodynamic
therapy in patients with malignant brain tumors
− Harvard
University, Wellman Center for Photomedicine
米国におけるPhotodynamic therapyの現状とWellman Centerの設備および研究状況
− Wellman Center for Photomedicine
悪性脳腫瘍に対するPhotodynamic therapyに関する研究進捗状況
3月6日の午後2時から、Wellman Center for Photomedicineの講演室において、約30名のPhotodynamictherapy(以下PDT)に関する基礎研究者に向け、我々が開発した悪性脳腫瘍に対するPDTの知見を1時間講演した。聴衆のほとんどが物理学、工学、光学系の基礎研究者で、実際の臨床例に対してPDTを行っていることに興味を示し、講演の途中でも立ち上げって質問を投げかけた。悪性脳腫瘍の病態について、PDTの原理・実際の方法論について、MRI画像による病態の評価の仕方など、いずれもが研究の核心をつく質問で、極めて充実したdiscussionをおこなえた。その後、同施設において悪性脳腫瘍に対するPDTの基礎研究を行っている、Dr. S. Mallidi (物理学博士)、Dr.B Spring(工学博士)による講演が行われ、活発な質疑応答がなされた。
本研究施設は国際医用レーザ学会(International Photodynamic Association:IPA)の理事長であるTayyaba Hasan教授が主催しており、私の臨床研究に対してHasan教授から多大な賛辞を頂いた。米国においては悪性脳腫瘍に対するPDTの有用性に関する臨床研究はほとんど行われておらず、基礎研究の結果を臨床で示した極めて価値の高い研究である旨のコメントがあった。そして私と、臨床・基礎における共同研究の申し出を受けることが出来た。脳神経外科学教室の若手研究者を、同研究所に毎年派遣することにより、密な連携を得ようという提案であり、直ちに賛同した。
本研究施設は国際医用レーザ学会(International Photodynamic Association:IPA)の理事長であるTayyaba Hasan教授が主催しており、私の臨床研究に対してHasan教授から多大な賛辞を頂いた。米国においては悪性脳腫瘍に対するPDTの有用性に関する臨床研究はほとんど行われておらず、基礎研究の結果を臨床で示した極めて価値の高い研究である旨のコメントがあった。そして私と、臨床・基礎における共同研究の申し出を受けることが出来た。脳神経外科学教室の若手研究者を、同研究所に毎年派遣することにより、密な連携を得ようという提案であり、直ちに賛同した。
最後にHasan教授より、私をIPA committeeの委員に推薦するという提案があり、大変光栄なことであると感謝を述べた。寒波が押し寄せるボストンにて、非常にホットな議論・交渉ができ、大変実りある視察とすることが出来た。
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