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秋元治朗准教授、第33回日本レーザー医学会総会において総会賞を受賞

報告者 : 医局長

カテゴリ : 学会

秋元治朗准教授、第33回日本レーザー医学会総会において総会賞を受賞

 

 1110~11日の2日間、大阪府吹田市の大阪大学吹田キャンパス内コンベンションセンターで開催された、第33回日本レーザー医学会総会において、秋元治朗准教授が総会賞を受賞しました。

 演題は"悪性脳腫瘍に対するレザフィリン®を用いた光線力学的治療~医師主導治験報告~"で、本学と東京女子医科大学の2施設において施行した医師主導治験の結果を報告したものです。初発膠芽腫に対する本治療法による治療結果は、従来の膠芽腫の治療結果を大きく上回るスーパーデータであると評価されました。近日中に保険承認申請に至る予定であり、当教室が開発した治療法が保険承認に至ることとなります。これは日本発の知見であり、今後は世界の脳神経外科に展開してゆきたいと思っております。

 30年以上の本学会の歴史において、脳神経外科医が総会賞を受賞したことは初めてであり、レーザー医学の分野で脳神経外科の臨床研究がこれほどの評価を受けたことも初めてです。脳腫瘍に対する光線力学的治療の研究は50年ほど前から細々と続けられてきました。今、本治療の主役は脳神経外科医なのかもしれません。今後、更なる発展を目指してゆきたいと思います。

 

写真は学会長の大阪大学工学部、粟津邦夫教授に総会賞受賞を祝福されているところ。

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