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第六回シミュレーション寺子屋&学習デザイン工房を開催しました。

投稿者 : 阿部 幸恵

阿部 幸恵

カテゴリ : 開催記録

312日(木) 第6回シミュレーション寺子屋&学習デザイン工房を開催しました。

寺子屋20+Skype中継8箇所、工房6名の方にご参加いただきました。

今回の寺子屋の授業参観では夜勤が終わり更衣室に向かう途中の時間外外来の前の廊下にお腹を押さえてうずくまっている女性(40代と思われる)がいます。時間外外来の看護師は、他の患者に対応していて手が離せないという設定で、通りかかった看護師(学習者)対応するというシチュエーションで行いました。目標を①フィジカルイグザミネーションを駆使した観察ができる、②患者の状態をアセスメントできる、③アセスメント結果から、必要な看護が考えられるとしました。指導は、冷水看護師、学習者は、東京医科大学病院の経験年数3から5年目の看護師の協力を得ました。

今回のシナリオでは、腹痛を訴える患者から、考えることが難しいようでした。腹痛をきたす疾患があげられること、そして、その中でも緊急性の高い疾患、今見逃してはいけない疾患を頭で整理していて、それを念頭に訴えを聴き、系統的に問診やフィジカルイグザミネーションを行い、その上でどのように観察したことを分析するのか、最終的にどのようにアセスメントして、看護につなげていくのかといった知識と技術が求められます。

学習者たちは、経験もあるので、腹痛の患者への対応は丁寧で、最低限の観察はできていましたが、前述した思考はまだまだです。

シミュレーション後のディスカッションでも、専門家として、どのように患者をみて、看護につなげる、医師に報告する(論理的に)という点を強化できるシミュレーションを展開していく必要性について熱く語りあいました。


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