Debriefing

第四回シミュレーション寺子屋&学習デザイン工房を開催しました。

投稿者 : 阿部 幸恵

阿部 幸恵

カテゴリ : 開催記録

寺子屋は24名にご参加いただき、Skype中継は7箇所を結んで行いました。
(学習デザイン工房は都合により中止とさせていただきました)
参加者の施設より学習者3名+指導者1名を連れて来ていただき、第三回寺子屋でブラッシュアップを行ったシナリオを元に "救急外来で患者を診る"のシミュレーションを行ってもらいました。
ここでの学びは、模擬患者の演技によって、思わぬ方向に進んでしまうということです。
例えば、指導者は患者から喘息をアセスメントしてほしいと思っていても、喘息発作の様子がリアルに演じられないなどアセスメントする情報が不足していると学習者に効果的な学習を提供できません。シミュレーション中でどのように学習者の思考が展開していくように値や状況を提示していくのか、模擬患者と打合せを密にしておくかは重要です。
今回、紹介してくださったシナリオは、ドリルのような方法で、外来受診の患者さんの第一印象、ABCで評価するというもの、1症例ずつテンポよくシミュレーションして次から次への考えてみるというもので、他施設でも充分活用できるものでした。本当にお疲れ様です、さらなるブラッシュアップをお願いします。
これからも、どんどん、寺子屋でシナリオを披露してもらい、みなさんでブラッシュアップしていきたいと思っています。

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シナリオのブラッシュアップ後には、参加者は2グループに分かれて、机上シミュレーションを行いました。短期病棟のマップが各グループに提示されます、そして、病棟に入院している患者さんについて、指導者から説明を受けます、そこで、以下のような課題が出され、グループでディスカッションです。
課題:緊急入院患者の受け入れ、1名は感染症疑いのある腸炎疑い・脱水の83歳女性、もう1人は急性虫垂炎・穿孔で緊急で手術室に入室、術後の入院ベッドを探し中の22歳女性。どの病室に入院させるか、必要であれば、ベッド移動も可能。
各グループでのディスカッションはそれぞれ異なり、最後の発表では、他グループの考えに新な視点を得たようでした、病棟全体を俯瞰するという視点でのリーダ-トレーニングにいかがでしょう。大変、好評でした。

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