

当教室からの最近の研究発表をご紹介します。
高木竜助教は急性肺水腫を呈する急性心不全緊急入院した患者を対象に、肺エコー(Bライン)で評価した肺うっ血の経過と各種心不全指標(BNP, E/e′, PASPなど)との関連、および予後との関係が前向きに検討しました。結果、心不全治療による早期かつ顕著なBラインの減少(特に入院後24時間以内の減少)は、他のうっ血指標の改善および予後良好と有意に相関していました。Bラインは、うっ血の変化を敏感に反映する指標であり、急性心不全患者のリスク評価ならびに退院判断などにも有用 と考えられました。
本研究は急性心不全によって生じる肺うっ血の程度を非侵襲的な肺エコーという手段を用いて評価し、既知の急性心不全指標との相関を検討した斬新な研究です。臨床的にも有用と思われます。ご興味のある方は是非ご一読ください。
「Trajectory, Correlates, and Outcomes of Pulmonary Congestion by Lung Ultrasound in Patients Hospitalized for Acute Pulmonary Edema」
Int J Cardiol. 2025 Jul 5;438:133599. doi: 10.1016/j.ijcard.2025.133599.
Copyright © Center for Research Administration and Innovation,
Tokyo Medical University. All rights Reserved.