当教室の肥田敏准教授が大会長を務めた第97回日本核医学会関東甲信越地方会が2022年7月2日(土)にZoomでWeb開催されました。
日本核医学会関東甲信越地方会は長い歴史があり、新型コロナ感染症の流行までは夏と冬の年2回、南青山にある富士フィルム本社ビルの会議場で開催されていましたが、1度開催中止の後、今回で3回連続のweb開催でした。
教育講演は当院放射線科教授の阿部光一郎先生に「核医学治療について」のレクチャーしていただき、特別講演は当院感染制御部・感染症科准教授の中村造先生に「臨床現場で必要なwithコロナ時代の感染対策」のご講演していただきました。ここ2~3年、メディアに新型コロナ感染症についての情報があふれており、その中にはいわゆるフェイクニュースも多く含まれています。知らず知らずに誤った情報をうのみにしていたことに気づかされました。現在行われている有効性が不明な過剰な感染対策も徐々にやめていく必要があると同時に、医療従事者として必要な感染対策は続けていかなければと感じました。
一般演題の座長は当院放射線科の先生方や当科の兼任の森島先生、波多野先生に務めていただき、当科の冨士田先生が発表され、活発な議論が交わされました。またアナウンスは兼任の柴先生に担当していただきました。今回、以前一緒に働いたグループの先生に手弁当で様々な役割を務めていただき大変感謝しております。
本学会は小規模の学会のため、web開催の準備としてZoomの契約、演題募集、プログラム作成、座長依頼など自ら行う必要がありました。また昨今、銀行口座の開設が難しくなっており第97回日本核医学会関東甲信越地方会の口座開設に2ケ月以上かかり、秘書の兼子さんには複数の銀行に足を運んでいただきご苦労をおかけしました。このように初めてのことでわからないことが多く、無事開催できるか不安もありましたが、予定通り終了し安堵しています。皆様、ご協力いただきありがとうございました。
(循環器画像グループ 肥田敏)
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