過日、当院1例目となる経皮的僧帽弁接合不全修復術(Mitra Clip)を実施しました。症例は虚血性心筋症に合併した重症僧帽弁閉鎖不全例でした。当科のみならず、心臓血管外科・麻酔科・コメディカルスタッフで構成されるハートチームにおいて事前に入念なシミュレーションを繰り返しました。実施の手技においては僧帽弁逆流量は劇的に減少し、麻酔導入から退室まで3時間程度で手技を終えることができました。患者さんは翌日から息切れの症状が改善し、感謝のお言葉を頂きました。
当科では引き続きハートチームとして構造的心疾患(Structure Heart Disease: SHD)に対するインターベンションに積極的に取り組んでまいります。
また当科では同領域に関心のある医学生・初期/後期研修医のみなさまの見学を随時受け入れております。さらに、当院でのSHDインターベンション(経食道心エコーを含む)に参加していただける若手・中堅の先生方も随時募集しております。
見学を含めた各種お問い合わせは下記まで。
【お問い合わせ】
医局長 矢崎義直 E-mail: y.yoshi2008@hotmail.com
*2022年は、原則として月曜日にSHDインターベンションを実施しております。
【当院で施行可能なSHDインターベンション】
TAVI 昨年度実績50例
BPA 昨年度実績70例
Mitra Clip 2022年2月開始
Watchman 実施施設認定済
PFO閉鎖術 2022年実施施設申請予定
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