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第31回糖尿病と心臓病フォーラムが開催されました。 2020.02.01

2020年127日に「第31回糖尿病と心臓病フォーラム」が西新宿ハイアットリジェンシーで開催されました。

本研究会は糖尿病内分泌代謝内科(旧第3内科)の小田原雅人主任教授と当教室の山科章前教授(現名誉教授)の発案で始まった、両科が共同で開催する年216年続く伝統あるものです。元々は院内の勉強会でスタートしましたが、前々回より病診連携の会として発展しました。今回は本年度でご退官される小田原主任教授の最終講演となり、60人を超える多くの先生のご参加がありました。

当教室からは後期研修医の岡野紘之医師がミニレクチャーとして「症例から学ぶ心不全治療のアプローチ」と題して、心不全の総論から表現型別の治療を実際の症例を提示して具体的にわかりやすく講演していました。内容は非常によくまとまっており、岡野医師のこの1年間の充実ぶりがうかがえる内容でした。

続けて特別講演として、小田原主任教授が「2型糖尿病治療の課題と今後の展望、~SGLT2阻害剤に期待される役割」と題して、これまでの2型糖尿病の大規模研究の結果を実に様々な角度から説明されました。コマーシャルベースの情報だけでなく研究の背景やサブ解析の情報など、大規模研究データの解釈の仕方(深読みをする)、コマーシャルに流されない正しい情報を得ることの重要性を問うた格調高い内容で大変興味深い内容でした。また増加する心不全治療への選択肢としてSGLT2阻害剤の有効性もお話され、我々循環器内科医師にも印象深い内容でした。

終了後の懇親会では両科の先生や近隣実地医家の先生方と親睦を深め、大変有意義な会でした。

小田原先生、長きにわたりご指導誠にありがとうございました。

(講師 武井康悦)


糖尿病と心臓病フォーラム_岡野.jpg糖尿病と心臓病フォーラム_集合写真.jpg

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