2020年1月15日から18日にかけて開催されたシンガポールライブ2020に参加しました。
1月15日の夜行便で早朝にシンガポールに到着後にそのまま会場に向かいました。「Physiology session」において「The management of borderline FFR values」という講演を行い、アジアのみならず、欧米からの参加者とディスカッションを行いました。イタリアの先生に反論されて、タジタジなっていたところを和歌山県立医大の赤坂先生に助けていただくという、残念なところはありましたが、東京医大のアピールはできたと思います。
また、1月17日には「Bifurcation-TAP, Tips and tricks of TAP technique」のセッションでパネリストとして議論に参加しました。当院では分岐部病変にあまり複雑なステント留置はしないのですが、欧米やアジアの現状を知ることができ大いに刺激を受けました。
19日最終日は「BPA workshop」において、症例提示を2例行い、ライブセッションの座長を任されました。慢性血栓塞栓性肺高血圧症(CTEPH)に対するBPAは日本から近年普及している新しい治療ですが、われわれは2015年積極的にこの治療を行っており、200件以上の施行経験があります。アジア全域からの注目が高く、多くの参加者から貴重な質問があり、ディスカッションを行いました。特にインドの先生方の興味を引いていたように思います。
シンガポールの街は観光客も多く、正月明けにもかかわらず多くの人でにぎわっていました。経済的にも安定しているのだと思います。来年シンガポールライブは30周年とのことです。来年もぜひ参加しようと思います。もっと英語をしゃべれるようにならないと...
心血管カテーテルインターベンション寄附講座 講師 山下 淳
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