本会は都内の大学病院と市中病院が最近経験した興味深い症例を持ち寄りディスカッションを行う臨床に即した会です。当教室の山科前教授時代から20年以上の歴史を誇る伝統のある研究会になります。

今回の当番幹事は三井記念病院で、当院から後期臨床研修医の北村美樹先生が「術中ステント閉塞の1例」を報告しました。参加各施設からはステント急性閉塞の機序や対処法に関する質問がありましたが、北村先生はひとつひとつ丁寧に回答し、この1年間の成長を感じさせてくれました。

他施設からも興味深い報告と質疑応答がありました。

当教室では後期研修医の先生方には積極的に症例報告をしてもらっています。先輩医師のサポートを受けながら病態の理解を深めたり、プレゼンテーションのトレーニングの良い機会になっています。