2019年10月12日(土)~16日(水)にスペイン・バルセロナで開催された第32回欧州核医学会議(EANM2019)に近森主任教授とともに参加しました。本学会の出席者はヨーロッパからだけでなく、世界中から参集する、核医学の学会として世界規模の学会です。私は「Comparison between 99mTc-sestamibi/123I-BMIPP mismatch
and reverse redistribution of 99mTc-sestamibi using cadmium-zinc-telluride
SPECT system in patients with acute myocardial infarction」の演題を発表しました。SPECT関連の演題は、半導体(CZT)SPECTによるmyocardial flow reserveや左室dyssynchorony、またCTとのfusionやMRI、FFRのデータとの対比など、他のモダリティと組み合わせて、患者さんの病態を検討している演題を多く認めました。それらは当院でも日常診療で行われている検査であり、まだ解明されていないことが多く残っていると感じました。またPET検査については、我が国では保険適応はありませんが、FDG-PETのICD、ペースメーカなどのデバイス感染や感染性心内膜炎の診断に対する有用性について多くの発表がありました。
バルセロナは欧州心臓病学会(ESC)で数回訪れていましたが、サグラダファミリアだけはどこまで建設が進んだのか行きたいと思っていました。数年前から入場は予約制になっていましたが、今回は事前に予約していなかったので中には入れず残念でした。今後、バルセロナを訪問されるかたは是非、事前に予約しておくことをお勧めします。
循環器イメージンググループ 肥田敏
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