日本睡眠学会第44回学術集会が6月27日、28日に名古屋国際会議場で開催されました。睡眠医療の重要度が高まるなか、睡眠に関するさまざまな話題が取り上げられ、研究成果が発表される本学会は、睡眠に関わる各科の医師、歯科医、技師などが多数参加する学会であり、今年も大変盛り上がりをみせていました。睡眠呼吸障害の診療を担当し、循環器病との関わりを研究している我々も毎年楽しみにしている学会です。
睡眠と心血管疾患のセッションにおいて、椎名講師が閉塞性睡眠時無呼吸と肺高血圧、右室リモデリングについて発表しました。兼任講師の臼井靖博(ゆみのハートクリニック)と高田の2人でシンポジウム「スペクトラム症としての睡眠呼吸障害を診るー睡眠呼吸障害のフェノタイプ」の座長を務めました。満席の会場において、臼井講師が睡眠呼吸障害の表現型、多様性、連続性に注目した新たな病態の捉え方を提言し、多くの参加者に強いインパクトを与えたと思います。
東京医大病院のSAS診療は15年前に開始した時から、チーム医療を行ってきました。睡眠学会の夜の宴会は毎年の恒例となっており、循環器内科、耳鼻咽喉科、歯科口腔外科、生理検査技師らが集合し、さらにゆみのハートクリニックの検査技師も加わり、総勢13人で楽しいひとときを過ごしました。
睡眠呼吸障害グループ 高田佳史
Copyright © Center for Research Administration and Innovation,
Tokyo Medical University. All rights Reserved.