新病院に移ってから病床数が14床となり、2023年4月からは16床に増えました。ICU入室患者は年間1,400件前後で75%が定時手術術後患者となっています。術後の内訳は心臓血管外科や脳神経外科、消化器(食道・膵)外科、口腔・咽喉頭癌再建術、呼吸器外科の順に多くなっています。また25%が緊急入室症例で様々な原因によるショック、重症感染症、ARDS、AKIなど、内科系重症患者で占められています。これまで術後ICUの要素が強かったのですが、最近は内科系重症患者の入室も増加しています。人工呼吸治療で太刀打ちできない酸素化や換気の重篤な障害に対しては回復の見込める症例に限ってvv-ECMOを積極的に適用しています。また敗血症性ショックや急性腎障害、自己免疫疾患に対しては病態に見合った血液浄化療法を選択して適用します。
2021年度 | 2022年度 | |
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ICU入院患者数 | 1,408例 | 1,385例 |
人工呼吸使用患者数 | 467例 | 415例 |
血液浄化療法実施患者数 | 77例 | 138例 |
ECMO実施患者数 | 15例 | 16例 |
IMPELLA(CCU実施例) | 11例 | 9例 |
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