Debriefing

第4回Sim&まてなへあを開催しました。

投稿者 : 阿部 幸恵

阿部 幸恵

カテゴリ : 開催記録

1月8日開催の「Sim&まてなへあ」では、脳梗塞にて入院中、左上下肢に不全麻痺あるがリハビリを実施し、ADL自立(杖歩行)まで回復され、1週間後には退院予定の患者を設定しました。
シミュレーションの課題は清潔援助のケアのため訪室した際に「今日は気分がのらないから、看護師さん、身体拭いて・・・」と言われるというものです。
1回目は看護学生に、2回目は入職1年目と2年目の看護師さんに行ってもらいました。
リハビリで疲れた患者の「全部拭いてほしい」という気持ちをうけとって、看護学生たちは、全部拭いてさしげました。
1年目と2年目の看護師たちは、「退院いつでしたっけ?」とやんわりと退院の話題を引き出して、どうにか一部患者さんに清拭を促しました。
この患者さんの場合には、どのように清潔ケアを行ったらよいのかをそれぞれ、考えて、沖縄と東京でディスカッションしました。
そして、ヴァージニア・ヘンダーソン著「看護の基本となるもの」の1部分を読み合い、日ごろの看護を振り返りました。
そして、明日からの看護にいかされることを祈って閉会となりました。

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今回はおまけとして開催前に第96回国家試験午前問題をベースにして、心不全の患者さんが外来受診で訪れて、待合で待っているので、状態を診に行くという設定でシミュレーションを行いました。
まずは、学生さんが観察項目をだし、不足していることを看護師さんたちがあげました。
患者さんの心不全はどの程度なのか?なぜ心不全になるのか?心不全の症状から、循環動態を学びました。
そして、外来での看護を考えた後で、国家試験の問題に取り組みました。
これは、4月から正式開講の「阿部塾」をプレ開講したものです。
「阿部塾」は、ただいま正式開講に向けて準備を進めています。
詳細がきまりましたら、ホームページにてお知らせ致します。

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