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ロボット支援下直腸手術について

投稿者 : 医局

カテゴリ : お知らせ

現在当院にて使用している手術支援ロボットはダヴィンチ(da Vinci Surgical System)です。当院では2台が稼働しております。
ダヴィンチは最先端の手術支援ロボットで、1990年代に米国で開発され、日本では2006年に当院が初めて導入し、泌尿器科領域の手術を中心におこなってまいりました。現在の大腸外科領域で行う「ダビンチ」を用いた手術は、直腸がんに対して行うものに限定され、本邦では2019年4月より保険適応対象となりましたが、当科では2010年から早期に導入し、直腸がんの患者さんに限定しておこなってきた手術実績がございます。
直腸がんの手術は骨盤に囲まれた狭い場所の手術操作となり、周囲には膀胱・前立腺・子宮などの重要な臓器と、排尿や性機能を司る自立神経が集まっているため、大腸がんの中でも特に難しい手術とされています。術後の機能障害などのリスク発生の軽減を目指した手術支援ロボット(ダヴィンチ)は、手術の安全性と正確性を高めることに重点をおいた、最先端の手術です。

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