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西東京市循環器医会で講演会を行いました
2015.03.17 19:40
投稿者 : 心臓血管外科
カテゴリ :
「心臓血管外科周術期におけるβ遮断薬の使用経験」という内容で講演させて頂きました。講演の準備をして頂いた西東京市の医師会、病院関係者・トーアエイヨー株式会社の方々に深く感謝致します。参加されているのは、西東京市の開業医の医師・看護師・理学療法士・医療事務の方々でした。まずβ遮断薬の使用方法・種類等を端的にまとめ、症例をふまえて使用経験を説明させて頂きました。現在唯一のβ遮断薬のテープ剤である「ビソノテープ」をメインとして、点滴剤・経口剤・テープ剤と多岐に渡る使用経験を説明させて頂きました。症例として、
①
75歳女性、胸部大動脈ステントグラフト内挿術後の発作性心房細動に対してβ遮断薬投与を行い、貼布後に発作性心房細動が消失した一例、
②
69歳男性、急性大動脈解離(Stnaford B型)での内科保存的治療の経過で、経口内服困難な際に、β遮断薬のテープ剤・点滴剤を使用し、経口摂取可能となった後もテープ剤と経口剤を併用し、血圧・脈拍ともに良好なコントロールが可能であった一例
を発表させて頂きました。近隣病院の心臓血管外科の医師も参加されており、活発な質問を頂き、非常に勉強になる会でした。今後も数多くの講演を経験し、研鑽を積めれば良いと考えています。
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