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国際血栓止血学会 2019 @メルボルン に参加してきました
2019.07.18 13:14
報告者 : 近澤 悠志
ISTH2019メルボルンに参加してきました。
これまで、京都、アムステルダム、ベルリンと複数回参加歴がありますが、今回のメルボルンでやっと学会中での過ごし方をイメージできるようになってきた気がしました。
予定表の見方・予定の立て方、会場全体の捉え方、会場周辺での過ごし方など、やっとそわそわせずに済むようになってきた気がします。
全体としては、血友病の遺伝子治療が群雄割拠な状態で示されているのが印象的であり、治療技術の進歩を感じた次第です。
皮下注射製剤の有効性・安全性評価や、より半減期の長い半減期延長製剤の開発などの話題もあり、新たな技術を模索している一方で今ある技術を更に発展させる方向でも研究が進んでいることを感じました。
自分自身は今回、8例の血友病A患者さんの脊椎手術に関する周術期止血管理をまとめて報告してきました。中国の先生やアメリカの先生からモニタリングの頻度などについてのご質問を頂き、コミュニケーションをとってきました。今後も研究発表を続けていくモチベーションアップにつながりました。
昨今、新薬に関しての話題に注目が集まりがちですが、様々な血液製剤が上市される中で、改めて血友病医療のコスト意識、コストパフォーマンス意識も大切な気がします。
そのような観点からの発表にも改めて触れることができ、新しいものを追いかけることだけでなく、今あるものをどう上手く使うのかという観点からも物事を考えて、意味のあるデータを示せるよう努力していきたいとも思いました。
これからもwork hardです。
臨床検査医学科 近澤 悠志
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