学会・研究会の報告

東アジアヘモフィリアフォーラム2017 @台中, 台湾 に参加してきました

報告者 : 近澤 悠志

近澤 悠志

カテゴリ : 学会 研究会

  2017106-8日の日程で、台湾の台中市で開かれた東アジアヘモフィリアフォーラムに参加してきました。まず、10月にしてはかなりの暑さでとにかく驚きました。少し歩くだけで汗が流れる陽気であり、気候としては夏真っ盛りでした。
 台北から新幹線で約1時間ほど。高層ビルが立ち並ぶ素敵な街並みの中、至るところで見かける日本語の看板に安心しますが、街中ではほとんど日本語は通用しません。自分の英語力を棚に上げますが、英語もほとんど通じません。ホテルの予約表や地図を英語のものでしか持って行かなかったため、必殺ボディーランゲージで台中市内まで突き進みました。
 
 国際血栓止血学会に引き続き、アジア諸国でも今後導入される予定となっている半減期延長型製剤や皮下注射の製剤に関する情報共有の他、アジア各国の血友病診療の現状・課題を知ることができました。
 台湾からは非常に細やかな血友病のデータベースを構築している報告があり、基本的なことですが、改めて大切なことだと再確認できました。
 また、患者さんのご相談をマレーシアの施設の先生と以前にやりとりした経緯があり、実際に顔を合わせてお話しできたことは収穫でした。
 
 今回自分が打ちひしがれるほどに今後の糧にしなければならないと感じたのは、何よりも日本から参加されていた多施設の先生方の英語能力の高さです。自分と同年代の先生方も含め、皆さんがオーラルでプレゼンテーションされている姿が眩しかったです。
 自分はポスター発表をしてきたのですが、今後は多施設の先生方のようにしっかりオーラルでのプレゼンテーション・質疑応答を目指す必要があると強く思いました。
 
 患者さんから学び、それを患者さんに還元していくために。
 とにかく英語から逃げないでぶつかっていこうと思います。
 34歳。何か頑張り方を間違えているのか。
 台湾で痛感してきたまだまだ未熟な自分を見つめ直し、精進していきたいと思います。
 
近澤 悠志

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