学会・研究会の報告

第69回日本東洋医学会@大阪 に参加してきました

報告者 : 一木 昭人

カテゴリ : 学会 研究会

 今回参加した学会は、一見当科とは何も関係無さそうですけど、割とそうでもなかったりします。
漢方の話を福武勝幸先生や山元泰之先生に伺うと、「昔は沢山処方したよ、免疫を少しでも保てないかと」というお話を聞きます。抗HIV薬が確立する以前に手探りでHIV感染症の対応がされていた頃の話です。そんな諸先輩方の努力のお陰で今はHIVの治療も確立され、内服継続出来れば長期生存可能な時代になりました。故にこれからは慢性疾患への対応が必要になってきています。
 そこで今回は、そんな時代になったので漢方薬で慢性疾患へ対応出来るのではないか、という発表をしました。幸い会場の漢方専門医の先生方にも、それこそ漢方の適応なので今後も精進してください、とお言葉をいただきました。医局内でも情報共有するとともに、今後も外に情報を発信していこうと思います。
 今後も西洋だとか東洋だとか関係なく、患者さんためになる事が出来ればいいなあと思います。

一木 昭人