学会・研究会の報告

第91回日本感染症学会総会に参加させていただきました。

報告者 : 関谷 綾子

カテゴリ : 学会 研究会

今回は、日本感染症学会と日本化学療法学会が合同であったこともあり、また都心の京王プラザでもあり、アクセスの利便性から参加者で賑わいをみせていました。
また最近の時流 に乗っているトピックとして、AMR(薬剤耐性)アクションプランや抗菌薬適正使用支援プログラム:Antimicrobial Stewardship Program: ASPについての演題が多かったように見受けられました。
また当院からは、HIVに関連して3題の発表がありました。
1題目は城川 泰司郎先生から、当科で治療したクリプトコックス髄膜炎を発症し た1例と、2題目は梶 有貴先生から免疫再構築症候群により非結核性抗酸菌症を発症したHIV感染症の1例の発表がありました。
3題目は、HIV感染者における虚血性心疾患の有病率の検討という題で私が発表させていただきました。
HIV感染症は、ご存知のように長期療養に様変わりした背景があり、様々な代謝性疾患の合併症を伴う慢性疾患に変化している事からこのような演題を考えさせていただきました。

また最後に宣伝になりますが、当院のみでもHIV感染症は年間約1200名と都内のエイズ 拠点病院として有数の病院であり、よりよい研修が受けられるのではないかと思います。

文責:関谷 綾子