主任教授の挨拶

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ご挨拶

主任教授

 臨床検査医学分野は臨床医学の内科系分野に属し、大学院・社会人大学院があります。病院内では臨床検査部門と輸血部門の運営とともに、臨床検査医学科として専有の外来と病床を運用し、血液凝固異常症とHIV感染症を中心にした感染症の診療をしています。
 当医局の前進は初代教授、加藤勝治により開設された血液学教室であり、特に血液凝固学を当初から専門としていた歴史があり、血友病をはじめとした血液凝固異常症の診断・治療を得意とする診療科として発展してきました。また、現代医療の発展経過において、独立した組織としての輸血部門や検査部門の必要性が高まり、1951年に日本の大学病院として初めての血液銀行と中央検査科を設立し、当時から現在に至るまで運営に関与してきました。その後、血友病の治療に用いた血液凝固因子製剤によりHIV感染症が伝播し、多くの患者に深刻な被害を招いた責任を真摯に受けとめ、血液凝固異常症の研究・診療と共に血液由来感染症の拡大防止とHIV感染症、ウイルス性肝炎、関連する悪性疾患に対する教育・研究・診療を積極的に行なっています。

 診療においては当医局が専門領域とする疾患は単なる臓器別領域ではなく、いずれも全身に関与する血液疾患と感染症であるので、関連する病態の幅が広く全身管理についての知識や技術が要求され、一般内科医としての高度な能力が必要となります。また、外科内科を問わず、他の診療科との相互協力も必要であり、院内関連診療科との連携する診療が特徴であり、毎月診療科を越えたスタッフミーティングを行っています。

 研究に関しては、併設している血液凝固異常症遺伝子研究寄附講座と共同し、基礎研究から臨床研究まで一貫して取り組んでいることが大きな特徴です。十分な実験設備と潤沢な研究費はもちろんのこと、実験研究を主とするPhDや海外研究留学を経験したMDスタッフが大勢いるので、基礎実験法から高度な研究までへと発展させることができます。臨床と研究を両立させることも目標としています。診断・治療と病態解析を主にした臨床研究から蛋白解析、遺伝子解析、遺伝子治療に向けての基礎研究までが常に進められています。

 当医局で大切にしたいのは患者さんへの心配りとスタッフ間の協力です。いろいろな大学の出身スタッフが集まっていることも昔からの特徴ですが、いつもオープンに意見を述べ合い、診療・研究・教育のために協力し合っています。組織として出来る限り自由度の高い環境を保つことが理想で、入り口はいつも大きく開けています。当医局に興味のある方はいつでも様子を見に来てください。お待ちしています。

臨床検査医学科
福武 勝幸