Diary  後期研修医日記

国際血栓止血学会で オランダ アムステルダムに行ってきました。 

声の主 : 近澤 悠志

カテゴリ : 本院 八王子 茨城 関連病院


久しぶりの更新となってしまい、反省の念に堪えません。

後期研修医日記のはずが、いつの間にか卒業し、気づけば自分が臨床研究医というものになっていました。気を抜くと年月はあっという間に過ぎ去り、気持ちも身体もフレッシュさを失わないように気をつけなければ容易にそれらを失ってしまいそうな医歴6年目、お陰様で三十路突入です。毎晩入念にお顔のスキンケアをはじめました。嘘です。

7月に国際血栓止血学会でオランダ・アムステルダムに行って来ました。7月とは思えない涼しい気候の中、勉強に没頭するには申し分のない長い長い長い日照時間で、有意義な時間を過ごしました。

 学会そのものは全世界から研究者が集う祭典であり、雰囲気を味わうだけでも非常に大きな意味があったように思います。新薬や新技術の開発が世界では盛んに行われており、臨床応用が進んでいる様子を肌で感じましたし、分かったことが増えた一方で、知らないこと、知りたいことも増えました。

 自分自身の発表は、篠澤先生、稲葉先生に直接ご指導頂き、諸先輩方の多大なるアドバイスの下、何とか形にさせて頂いたポスターを引っさげての発表でした。初めての海外での国際学会であり、当初は緊張の面持ちで臨みました。国際学会のポスター発表では何とカルチャーショックなことに、お酒が振る舞われました。というわけでオランダ名産ハイネケンの力も借りて何とか無事に発表を終えることができました。

 同医局の先輩、天野先生、清田先生はオーラル発表をされていました。安直な言い方になりますが、いつかそんな発表ができるようになりたいという夢がこっそり増えました。

 オランダから帰国して日常に戻った今、まだまだ目の前の患者さんをしっかりマネージメント出来ると言うにはほど遠い自分がここにいます。束の間の夢を見させて頂いた次第でした。

 引き続き精進したいと思います。

 難しいことを簡単に説明できる人になりたいです。

 

 臨床研究医 近澤 悠志

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