若手医師の声

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寺尾 樹

1.精神科を選んだ理由
 身体的な要因と環境的な要因が相互作用して、病的な(異常な)精神症状を作りだします。現時点で、身体的な要因は内科や外科ほど解明されておらず、環境的な要因は患者さんによって千差万別です。そのため、研究によって新しいエビデンスを生み出すことや、限られたエビデンスをなるべく論理的に組み合わせて患者さんに合ったオーダーメイドの治療をしていくことが必要になります。患者さんのためにいろいろ考えて研究や治療をさせていただくことは、価値のあることだと感じました。そのため精神科を選択しました。

2.当教室を選んだ理由
 臨床や研究に関して、井上教授をはじめ医局の先生方から熱心なご指導をいただけたことから、当教室への入局の意志が固まりました。

3.実際に入局してみて
 実際に入局してみて良かった点は、社会人大学院制度があり、臨床をやりつつ1年目から研究のご指導を頂けた事でした。臨床面では、井上教授と市来准教授の診察の陪席の機会を多く頂き、自分の診察の土台が作られました。また、他大学出身者に対しても大変温かい医局です。

中島 一樹

1.精神科を選んだ理由
 自分は家族に精神科医がいたこともあり昔から精神科に興味がありました。初期研修医で様々な科を回らせていただいた中で精神疾患は完治することが少なく一生の付き合いになることが多く、長期間患者さんに寄り添うことが必要であると感じました。そのため自分が精神科医として従事することで一人でも多くの方の力になりその方の生活を助けることが出来る点に興味を持ちました。また数値や画像などでは判断できない、目に見えない部分が多くあることも魅力に感じ精神科を選びました。

2.当教室を選んだ理由
 当科を選んだ理由は大学病院でありリエゾンでの症例経験が豊富に得られること、また上級医の指導が手厚く一つ一つの症例を丁寧にみることが出来ること、社会人大学院制度があり働きながら学位の取得が出来ることなどがありました。また医局の先生方の雰囲気も良くそれぞれの先生がしっかりと仕事とプライベートを両立していることも自分の時間を大切にしたいと考えていた自分にとっては魅力的で入局を決めました。

3.実際に入局してみて
 実際に入局してみて1番良かった点は、相談しやすい雰囲気でした。1年目から主治医になりわからないことも多い中で上級医の先生方は丁寧にご指導してくださりますし、自分の疑問点などを気軽に質問できるのは当医局の魅力だと感じております。また外来を早い時期から持つことで経験を得られますし、外来での症例に関しても医局の先生方と相談し共有できるサポート体制が整っていると感じます。
 勤務体系に関してもしっかりと自分のプライベートな時間も確保できうまく切り替えながら働くことが出来る環境であると考えています。

丹生谷 凛太郎

1.精神科を選んだ理由
 私の場合、家族に精神科医が多いという事もあり大学時代から精神科に関心があり、卒業後もその意志は変わらず精神科への入局を決めました。昨今精神疾患はメディアなどを通じて一般的なものになってきており今後もさらに認知度が広がっていく分野の1つだと思います。今後需要がますます増えていく分野で患者さんに寄り添う医療が行いたくて精神科を選びました。

2.当教室を選んだ理由
 東京医大出身ということもあり学生自体から医局の雰囲気も良く、指導体制が整っている事は認識しておりました。私は、研修を市中病院で行い、2年間の間にいろいろな病院に見学に伺いましたが、そのなかでも東京医科大学の医局の雰囲気が好きで入局を決めました。

3.実際に入局してみて
 入局1年目より外来を持たせて頂き、臨床に早く慣れる事が出来ました。又、病棟に関しても上級医が熱心に指導して下さり、大変充実した臨床現場を経験する事が出来ました。又、私は大学院に入学している為研究にも携わっていますが、臨床に影響を与える事なく研究を進める事が出来ております。