学会・研究

悪性グリオーマに対する新規治療法の開発

報告者 : 秋元治朗

カテゴリ : 学会 研究

  悪性グリオーマに対する新規治療法開発を当教室の研究テーマの一つとし、10年以上の年月を基礎研究、臨床研究に要しました。その間、4名の若手医局員、會澤勝夫生理学名誉教授と昼夜を問わない検討を重ねてきました。
  学会発表を繰り返し、東京女子医科大学の伊関教授、村垣教授に共同研究のお誘いを受けて、早6年の時間が過ぎました。ここにやっとJournal of Neurosurgery誌に掲載される論文(JNSPDT.pdf)として、当教室が発する最先端の新規治療が世界の脳外科医の目に留まることとなりました。
  厚労省ヒアリングを繰り返し、本治療の承認も目の前に来ています。脳腫瘍に対するPDTが一国に認められることは、世界初のことなのです。大学人として、科学者としての夢のゴールが一歩一歩近づいています。我が医局にとっても一つのmilestoneとなりうる物と思います。まもなくの朗報を期待していただきたく存じます。