医局員の声

永山病院救命救急センターでの一日

声の主 : 榎本

カテゴリ : 関連病院

当科では平成4年より日本医科大学多摩永山病院救命救急センターへ出向し、急性期治療、全身管理を学ぶとともに、顔面外傷について口腔外科医として専門的なアプローチを行っています。今回は現在永山病院に出向中の榎本先生に永山病院での一日についてレポートしていただきます。

<AM9:00>
カンファレンス : 前日に搬送されてきた患者様についての報告と救命センター入院中の患者様について、現在の状態や治療方針、今後の予定、転院の見通しを確認。火曜日は、センター長の回診日で一般病棟の患者さまについても報告があります。

<AM9:30頃>
回診 : 曜日ごとに回診リーダーの先生がいて、回診が始まります。
     まず、ICUから順番に、次はHCU。そのあとに、一般病棟へ。

<AM11:00頃>
指示出し : 本日分の点滴メニューを考え、栄養やADLなどの指示を記入。その日の、ICU、HCUのリーダーナースに指示を伝えます。

<昼食>
地下1階の職員食堂で、お昼御飯をグループの先生全員でいただきます。束の間の休憩時間ですが...食堂はPM2:00までしか開いておらず、忙しくて遅くなると、病院内のコンビニか医局内にストックしてあるカップラーメンを頂きます。

<午後>
入院患者さまの様々な処置を行います。気管切開やPEG造設、CV挿入など。救命センターでした経験できない処置を学びます。
カルテ書きや採血結果などの報告書を整理します。

この間にも一日中ホットラインが鳴り続け救急搬送される患者様の対応に追われます。
毎日忙しく、わからないことや、学ばなければいけないことが多すぎて大変ですが、口腔外科では診ることのできない症例や経験が多く刺激的な毎日です。出張してから4か月がたち日々の業務には慣れてきましたが、永山病院での経験を生かして全身を診れる口腔外科医になれるよう日々勉強の毎日です。

後期臨床研修医 社会人大学院 榎本愛