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現在のプロジェクト

■文部科学省・私立大学戦略的研究基盤形成支援事業(課題番号 S1311016)
「生体分子情報による次世代型がん個別最適化治療法の開発」平成25年度~29年度

今から30年後には高齢化社会の次に「多死化社会」が来ることが想定されています。多死化社会の死因として第一に考えられるのががんですが、その完全制圧法は見つかっておりません。がん克服がためにはがん細胞の撲滅と同時に副作用を最小限にして二次発癌を予防することが大切で、このためには患者さんの薬剤感受性・免疫学的背景を個別化し、薬剤投与量・投与方法を最適化した医療システムが望まれます。つまり従来のがん細胞だけを対象とした研究ではなく、がん細胞、がんをとりまく「がん環境」、そして患者さん自身の免疫力や体質といった全体を見渡せるような研究の構築が必要といえます。そしてその先にはがん患者さんをとりまく社会があります。本事業では遺伝子から細胞、細胞から臓器、臓器から人、人から社会といった一連の流れのなかで、「いかに効率よくがんを制圧していくか」を目指して、研究を展開していきます。

■文部科学省・私立大学戦略的研究基盤形成支援事業(課題番号 S1001015)
「ナノ医工学を応用した再生医学研究拠点形成」平成22年~平成26年度

ナノテクノロジーという言葉を良く耳にすると思いますが、実際、何がどの分野でどのように役に立っているのかは今ひとつ良くわからないところもあると思います。実際にはナノ分子は人間の身体のなかで様々な役割を担っていることが明らかになり、人工的に作成したナノ分子を診断や治療に用いたりする先進的医療技術が期待されています。けれども、これらの技術を実診療のレベルで使うには医学・工学連携や企業との連携なくしては実現できません。一方、医療の現場においては細胞治療をはじめとする再生医療は大きな期待を集めており、これらのナノ医工学技術を生かして再生医学研究の拠点を形成するのが本プロジェクトの目指すところです。

このプロジェクトには医学総合研究所(分子腫瘍研究部門)、内科学第一講座、分子病理学教室、薬理学教室、先端分子探索寄附講座が3本のテーマを軸として研究を展開しています。

① ナノ計測・ナノ粒子を用いた革新的バイオマーカー探索と創薬
② iPS細胞の臨床応用および幹細胞に関する研究
③ 神経難病・老化の解明

平成24年11月には研究成果の公開シンポジウムが開催されました。現時点では1分子蛍光分析技術による診断技術、人工エクソソーム開発など、主にナノ計測・ナノ治療の成果、および神経難病老化の解明に関する成果が先行しておりますが、平成25年度より東京医科大学病院・細胞センターの松崎有未先生がプロジェクトのメンバーに加わり、再生医学研究拠点形成向けて本格的に稼働し始めました。平成27年1月頃、最終成果報告会を予定しています。

研究成果報告 エクソソームとmiRNA

過去のプロジェクト

■文部科学省・私立大学戦略的研究基盤形成支援事業
分子情報に基づく難病研究拠点形成「がんプロジェクト」(課題番号 S0801020)
平成20年度~平成24年度

※詳しくはこちら

■文部科学省・社会連携推進事業
「全自動遺伝子解析ロボット開発と疾病予防への応用」(課題番号 021002)
平成19年度~平成21年度

※詳しくはこちら

■文部科学省・私立大学学術研究高度化推進事業ハイテクリサーチセンター整備事業
「細胞・臓器移植における免疫関連分子を標的としたトランスレーショナルリサーチ」
(課題番号 H030061)平成15年~平成19年度

■文部科学省・私立大学学術研究高度化推進事業
産学連携事業推進事業「全自動遺伝子解析ロボット開発プロジェクト」平成14年~平成18年度

■文部科学省・私立大学学術研究高度化推進事業
ハイテクリサーチセンター整備事業「遺伝子治療プロジェクト」平成10年~平成14年度
(平成14年度よりプロジェクトに参加)